SELDAA 上智大学英語学科同窓会
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SELDAAセミナー

これまでの開催講座

2002年度開催講座

2003年
2月26日(水)
吉田 研作氏(上智大学外国語学部英語学科教授、昭和47年英語学科卒)
英語の早期教育

2003年
1月22日(水)
岡田 仁孝氏(上智大学比較文化研究所長)
ケンブリッジ大とオックスフォード大でのサバティカル

Mr. Okada talked about his experience of spending a year as a fellow at the Universities of Cambridge and Oxford. First, he showed pictures of the beautiful scenery in England, where wide expanses of greenery and long canals without dikes are preserved. Then, he pointed out problems he faced living in England; unreliable public transportation and postal systems, and the free but poor public medical system. He explained the reason the U.K. remains the fourth largest country in terms of GDP is the creativity generated by the well-educated elites in the form of venture firms. He concluded that the English stress self-responsibility and individuality, but, with the decline of their economy, some flaws in the social system appeared. This may have implications for the future course of Japan. (平成元年卒 大石 りか)

2002年
12月11日(水)
谷口 由美子氏(児童文学翻訳家、昭和47年英語学科卒)
「あしながおじさん」を訳して

少女の頃慣れ親しんだ「あしながおじさん」の翻訳裏話を期待して集まった聴講生の中には、ニッセル神父もいらした。 内容は、最初の邦題が「蚊とんぼスミス」であったと言う、上述の作品のほか、谷口氏の最近作三冊に及んだが、時代の流れに沿った 訳語への工夫、原作者と面談による詰めなど興味深かった。本離れが著しい今、私たちが夢を貰ったように、良心的な児童文学が 読み継がれていくことを切に願う。 (昭和46年卒 松田(渡辺)順子)

2002年
11月27日(水)
吉田 美枝氏(戯曲翻訳家)
「戯曲Pentecost」について

SELDAAセミナーでは、前にも何度か戯曲翻訳の面白さを伝えてくださった吉田さんですが、今回の作品は特に内容が難しい上に 登場人物も多国籍なので、大変苦労なさったそうです。英米の劇特有の長いセリフをいかにうまくカットして観客にわかりやすくし、 しかも原作の雰囲気は損なわないようにと工夫するのが腕のみせどころです。時には演出家を助けてセリフや演技の指導もされるとの事で、 稽古中の裏話も聞かせていただきました。作品が完成していざ上演が始まるという前日には、かわいい我が子を手放すような一抹の寂しさを 感じるというお話に、台本翻訳に対する吉田さんの情熱を感じとりました。 (昭和43年卒 座間(不破)由美子)

2002年
10月23日(水)
蟹瀬 誠一氏(ジャーナリスト)
Read Between the Lies - News thru the TV Lens

私たちは新聞、テレビなどのメディアを通していろいろなニュースを知り、その情報に基づいて、またいろいろな世論を形成する。 テレビによる報道程、私たちの世界観に影響するものはない。しかし、残念なことにそれはともすれば部分的で、放送局によって 選択された素材で、いわば少し色づけされた社会を写す鏡である。そして一般大衆はその電気式メディアを媒介として世界を観ている。 特に、その外信ニュースについては西欧諸国のメディアと比べると、編集のやり方に工夫が必要である。例えば、視聴者の基本的な疑問を 説明することなど−−例えば何故、それが起こっているのかとか、そのニュースの背景などについて。つまり、日本のメディアの報道は時々、 情報を歪曲している。そして、それは特に外信の報道について、世界を二つの単純なカテゴリーに分けたがる傾向がある。つまり、敵か味方か、右か左か、お金持ちか貧乏かというように。現実には世界は文化や伝統などの点からして、もっと多様性がある。 従って、日本のテレビによる外信報道はもう少しバランスのとれた正確な報道をすることを心掛けるべきだ。それは、ジャーナリズムとは 世界の現実を説明する努力であり、一方、一般大衆はどちらかというと平凡な事に興味を持つが、ジャーナリズムは社会正義や、倫理的な 高潔さなどの道しるべとして機能するように努めるべきである。−−など、蟹瀬氏の日本のメディアについてのコメントでした。 (昭和53年卒 佐藤 誠一郎)

2002年
9月25日(水)
中川 明氏 (前北海道大学法学部教授、弁護士)
少年事件とわたしたち

弁護士として、子どもの権利に関する事件に携わってこられた講師をお迎えしました。冒頭に、イギリスの「バルジャー事件」のビデオを 観ました。これは、1993年に2歳の男の子が誘拐・殺害された事件につき、10歳の少年2人が逮捕され、世界的に衝撃を与えると共に、 刑罰や更生のあり方をめぐる大きな論議を巻き起こした事件です。 日本でも様々な衝撃的事件が起こっています。なぜ子どもがこのようになってきたかについて、法律家の調査は、重大事件を起こした 少年達は幼児の時に親から身体的・心理的虐待を受けていた子が多いことを示しています。それなのに少年達だけを罰することが妥当なのか、 と講師は問いかけます。子どもが変わった以上に、大人の子どもに対する眼差しが変わったのではないか、大人は子どもに対する寛容を 失っているのではないか、との講師の指摘に、私達大人も自らを見つめ直す必要を感じさせられました。 (平成元年卒 川合(香川)順子)

2002年
7月10日(水)
村井 吉敬氏(上智大学外国語学部アジア文化研究室教授)
インドネシアにおけるイスラーム

インドネシアの近況の捉え方についてのご講演を興味深く拝聴いたしました。
  1. 世界一イスラーム人口の多い国であるがイスラーム人口比率には大きな地域差がある。 例えばこの国に初めてイスラームが広まった西端アチェでは約98%を占めるが、西パプアイリアンジャヤ、 また2002年5月に独立を果たした東チモールではキリスト教が圧倒的優位、マルクでは半々に近い。 そのいずれもが騒乱多発地区である。
  2. 騒乱の原因には基本に貧困があり、石油、天然ガス、銅、合板、ヤシ油などの豊富な資源をめぐる外国大資本ぐるみの 利権争いが政治と密着して各地区毎に捉える必要がある。
  3. メディアに報道されない部分が何であるのかを考える必要がある。
最後にひとこと先生がおっしゃられた“平和学”ということばに、平和は社会科学として研究もされ勝ち取らねば 得られないものだと考えさせられました。

2002年
6月26日(水)
井上 久美氏(上智大学外国語学部英語学科教授)
広告から見たアメリカ文化

朝からあいにくの雨でしたが、雨を吹き飛ばすようなテンポの良さで講義はスタートしました。先生は様々な広告を例に挙げながら、 日米(日英)間の文化の違いを分かりやすく解説してくださいました。講義を聴くうち、いつしか学生の頃を思い出し、 知的好奇心をかなりくすぐられましたが、ただひとつ残念だったのは、日仏比較文化のお話が始まったあたりで時間が 来てしまったこと。井上先生、ぜひ講義の続編をお願いいたします!

2002年
5月22日(水)
寺島 萬里子氏(内科医)
病癒えても――ハンセン病・強制隔離90年から人権回復へ

川口市の診療所で地域医療に携わっていらした寺島先生が、ハンセン病患者の実態に触れたのは、1996年、70才退職記念の韓国旅行のことでした。 病気を正しく知って対処しなくてはいけない。人間を差別することがあってはならないというお考えから、 少しでも多くの人々に真実を伝えたいと彼等の写真をとり始められました。あわせて詩歌、絵画、囲碁などの分野で すばらしい才能を発揮している彼等の毅然とした生活ぶりをスライド交えながら話される先生は、とてもお若く、清々しく感じられました。

2002年
4月24日(水)
小平 さち子氏(NHK放送文化研究所主任研究員、上智大学教育学科非常勤講師 昭和52年英語学科卒)
これからの子供とメディアを考える

主としてテレビ番組の役割について、ビデオ資料を見ながら興味深い話を聞くことができた。 身近で容易に接することができるテレビの子どもに及ぼす影響について、日本では論じ始められてはいるものの、 あまりに野放しという現実を考えさせられた。また、よい番組が作られても本当に見て欲しい人は見ないという現実を思うと、 学校教育の場で広く活用される事が望ましいと切に感じた。

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